公正証書遺言作成により、妻の生活保障が守られました。

年齢
70代
職業
無職(年金受給者)
Background
ご依頼の経緯
妻と3人の子ども(長女、次女、長男)がいる中で、自分に万が一のことがあった場合の相続について真剣に考えるようになりました。主な財産は自宅不動産と預貯金で、妻は専業主婦のため収入がほとんどありません。法定相続分で分割すると妻の取り分が半分になってしまい、住む場所や生活費に困るのではないかという心配が日に日に大きくなり、森上先生に相談することにしました。
相談する前に感じていた不安や心配
一番の心配は、法定相続分通りに遺産分割をした場合、妻の生活が成り立たなくなることでした。特に自宅については、子どもたちと共有名義になったり、売却しなければならなくなったりして、妻が住み慣れた家を失ってしまうのではないかと夜も眠れませんでした。妻は高齢で再就職も現実的ではないため、十分な生活資金を残してあげられるかどうかも不安で仕方ありませんでした。
解決に至るまでのプロセスで印象に残っていること
遺言を遺したら子どもたちがどう思うだろうかとか、遺さなくても仲良く話し合ってくれるのではないかと期待して、面倒なことを後回しにしている自分がいました。でも、森上先生から「まず奥様の生活を守ることが一番大切です」と言われて目が覚めました。実際にどのように遺言作成を進めたら良いのか具体的に教えてもらい、また、子どもたちの気持ちに対してはどのようにケアしていったら良いのかを相談できたので、不安なく一歩を踏み出すことができました。
これから相談を考えている方へのメッセージ
相続のことは、あまり考えたくもないので、ついつい先延ばしにしてしまいがちです。でも、大切な家族が安心して暮らせるようにするために、今、できることがあります。私のように一人で悩んでいるより、専門家に相談すれば意外と簡単な解決方法が見つかることもあります。家族のことを思うなら、ぜひ早めに相談されることをお勧めします。

Comments
担当弁護士のコメント
この事例では、配偶者の生活保障を最優先に考えました。専業主婦の配偶者がいるご家庭では、法定相続分での分割が現実的でないケースがよくあります。遺言により配偶者への全財産相続を行うことで、住居の確保と生活資金の確保を同時に実現できます。弁護士法人エミリアは、ご家族の状況に応じた最適な相続対策をご提案します。
森上 未紗 弁護士
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